点検・負荷試験に対応非常用発電機の負荷試験

非常用発電機は、停電や災害時に建物・施設の機能を維持するために欠かせない設備です。医療機関や福祉施設、商業施設、工場などでは、発電機が正常に作動しないことが、事業停止や安全リスクにつながる場合があります。常時稼働している設備ではないため、負荷試験が十分に行われていない場合、本来の性能を発揮できない可能性があります。
必要性と法令のポイント負荷試験の概要と必要性
非常用発電機は、非常時に確実に電力供給を維持するための重要設備です。しかし、長期間無負荷のまま運転されていない状態が続くと、内部にカーボン(すす)が蓄積し、燃焼効率の低下や出力不足などの不具合が発生するリスクが高まります。負荷試験とは、発電機に一定の負荷をかけ、実際の使用環境に近い状態で性能や安全性を確認する点検です。無負荷運転では把握できない問題を検出できる、実効性の高い保守手法です。
特に以下のような項目を重点的に確認します。
- 定格出力を安定して発揮できるか
- 長時間連続運転に耐えられるか
- 排気温度・振動・異音の有無
- 燃焼状態やカーボン堆積の状況
- 自動起動・切替機能の正常動作

また、消防法および関連基準においても、定期的な点検が求められており、条件によっては負荷試験の実施が必要となります。建物の安全性および事業継続(BCP)の観点からも、負荷試験は不可欠な保守対応です。
2種類の試験と使い分け負荷試験の種類と点検方法
施設の運用条件によっては、通常の負荷試験(実負荷試験)が実施できない場合があります。例えば、電源切替が困難な施設や、稼働停止が許されない現場では、設備への影響を最小限に抑えた点検手法が求められます。
負荷試験の種類
非常用発電機の負荷試験には、大きく分けて以下の2種類があります。
実負荷試験
実際の設備(ポンプ・照明など)を使用して負荷をかけ、発電機や設備の動作を確認する方法
模擬負荷試験(擬似負荷試験)
専用装置を用いて人工的に負荷をかけ、発電機単体の運転性能を確認する方法
模擬負荷試験(擬似負荷試験)とは
模擬負荷試験・擬似負荷試験は、実際の電気負荷を使用せず、専用機器や制御によって擬似的に負荷状態を再現し、発電機の性能や機能を確認する試験方法です。これにより、以下の項目の確認が可能です。
- 発電機の起動・停止動作
- 電圧・周波数など運転状態の安定性
- 制御盤・切替装置の動作
- 警報・安全装置の作動確認
- 計器指示値による運転状況確認
設備への負担を抑えながら安全かつ効率的に点検できる点が特徴です。

実負荷試験との違いと使い分け
実負荷試験
実際の設備を稼働させ、本番に近い状態での確認が可能です。出力性能や連続運転性能まで総合的に確認できます。
模擬負荷試験(擬似負荷試験)
設備への影響を抑えながら、発電機の基本性能を確認できる試験です。起動・電圧・周波数などを効率的にチェックできます。
主な適用ケース
- 電源切替が困難な施設
- 稼働停止できない医療機関・商業施設
- 負荷設備や設置スペースが確保できない場合
- 発電機への過度な負荷を避けたい場合
施設条件に応じて試験方法を適切に選定することで、効率的かつ精度の高い点検が可能となります。
点検・負荷試験の対応範囲対応内容・強み
当社では、非常用発電機および関連設備に精通した技術者が現地対応し、安全管理を徹底したうえで各種試験を実施します。現場ごとの設備条件や運用状況を踏まえ、無理のない計画で確実な点検を行います。
主な対応内容
- 事前調査および試験計画の立案
- 施設稼働に配慮したスケジューリング
- ロードバンク設置(必要に応じて)
- 実負荷試験/模擬負荷試験の実施
- 発電機本体および付帯設備の総合点検
- 各種データ(電圧・電流・温度など)の測定・記録
- 報告書作成および改善提案

単なる試験の実施にとどまらず、今後の保守・修繕計画まで見据えた提案を行います。
当社の強み
現場に応じた最適提案
実負荷試験と模擬負荷試験を適切に選定
高い専門性による総合対応
発電機本体から制御盤・切替装置まで一括で確認
点検から修理までの一貫対応
点検・保守・修繕・更新提案までワンストップで対応
柔軟なスケジュール・現地対応
夜間・休日・停止時間帯での作業にも対応
守信電業は、設備の信頼性を支えるパートナーとして、長期的な運用を支援します。
対応可能な施設一覧対応施設例
用途・規模を問わず、さまざまな施設に対応しています。
主な対応施設
- 病院・福祉施設(生命維持設備の電源確保)
- オフィスビル・商業施設(事業継続・テナント保護)
- 工場・倉庫(製造停止リスク対策)
- 学校・公共施設(避難拠点機能の維持)
- 集合住宅(居住者の安全確保)

施設の用途や設備仕様に応じて、最適な試験方法・実施頻度をご提案します。



負荷試験の実施時期や方法は、施設に応じて最適な内容をご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。
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